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2021/08/25 16:45

   

あご(トビウオ)で取る出汁には、やさしく上品な旨味があります。
もどした『あごだし』には柔らかな身がいっぱいついているので、ほぐして具材にします。夏場は、ごはんも汁も冷やして涼しげに。

材料(作りやすい分量。3人分ぐらい)
(汁)『あごだし』1匹、薄口醤油、塩、
(具)梅干し1個、卵1個、焼き海苔、青じそ(またはネギなど)
(ごはん)白米、玄米、雑穀入りなど、いつものごはんでOK

作り方
1.前の晩か少なくとも6時間前に『あごだし』1匹を水600mlに浸して冷蔵庫に入れておく。
2.1を鍋に入れて火にかけ、煮立つ直前に『あごだし』を取り出し、塩と薄口醤油で澄まし汁より少し濃いめに調味する。
3.取り出した『あごだし』は骨を外して身をほぐし、梅干しの果肉と和えておく。
4.薄焼き卵を作り、ごく細い千切りにしておく。
5.茶碗にごはんを少なめによそい、4と好みの青味野菜、焼き海苔などを載せて、最後に3をトッピング。
6.食べる直前に2の汁をたっぷりかける。好みでワサビを添えて。

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